引きこもりストライカー伝説

キーはトモダチ！（語呂悪い）
ボールはトモダチ！言うまでもなく幾多のサッカーファンを生んだ名作「キャプテン翼」の名ゼリフです。 しかしこのマンガ、サッカーマンガでありながら独自ルールを導入し、主要キャラは必ず必殺技を持っていないといけないと言う暗黙のルールがあるが故にツッコミどころの多いマンガとしてもあまりに有名です。キャプテン翼をテーマにする以上、それがアニメであってもゲームであっても「つっこみを入れられる」という重い十字架を背負っていると言えましょう。

タイピングソフトもまたしかり！ 本日ご紹介するのは「キャプテン翼〜実況タイピング」。またしてもタイピングソフトレビューです。

ついに出ましたキャプ翼タイピング

まずはタイピングの基本。ホームポジションの練習からです。当サイトでは数多くのタイピングソフトを 紹介してきましたが、どのソフトも何故かホームポジションの練習画面のツッコミどころが一番多いのです。 タイピング業界で条例でも決まってるんでしょうか？当然このソフトでも期待できますね！

さてホームポジションを教えてくれるお方は、 ありえない髭のはやし方をしていることで有名なロベルト本郷コーチ。なんとも爽やかなタイピング指導です！ それにしてもホームポジションの大切さをいちいちサッカーに例えての指導は相当無理がある・・いやいや実に見事です。

ヒゲ面だけど爽やかさ全開！


ロベルト　「翼、タイピングがうまくなりたいか？」
翼　「うん、ロベルト！」
ロベルト　「翼にタイピングがうまくなる秘訣を教えてやろう。それはキーとトモダチになることだ！」

さすがは本場ブラジル帰りのロベルト。コーヒーの飲み過ぎで言ってることが若干錯乱しているようです。

キーとトモダチ！（語呂悪い）

ロベルト　「いつでも、キーと一緒にいるんだ。うれしいことも悲しいことも、いつだってキーと一緒に感じられれば（中略）」
翼　「判ったよロベルト！いつもキーと一緒だね！」

これではただの引きこもりです。
翼！知らないおじさんの言うことを信じちゃいけません！（注：知り合いです）

爽やかに引きこもり指南

そんな感じで名コーチ、ロベルトのマインドコントロールが一通り終了。翼は今、サッカーを捨てハッカーの道に一歩踏み込んだのです。 そして、怪しげな前説はまだ続きます。

ロベルト　「サッカーの基礎は何だい？」
翼　「シュート？」
ロベルト　「サッカーの一番の基礎はドリブルだ！」

おい翼！お前ワザとはずしてるだろ？（普通に考えりゃシュートはねえだろ） 原作よりちょっとIQ低めの翼君。一抹の不安を覚えながらもまだまだ本場ブラジルの指導は続きます。

本気で言ってるのなら心配です

ロベルト　「中指から小指までをそのまま下ろすんだ。指一本一本がそれぞれ別のキーに触るように（中略）」

と、年端もいかない少年に向かって前戯指導とも思われかねないギリギリの会話。さすが本場ブラジル仕込み。 どうやらロベルトはストライカーはストライカーでも「夜のストライカー」を育てる気のようです。（違います）

How To XXX

そんな感じでキーとトモダチになった頃にはすっかり一人前の引きこもり・・・ではなくホームポジションがマスター できているって寸法です。いやはやビックリですね！（いろんな意味で）

ゲームでは挫折もあり

そして、いよいよメインのシナリオモードに突入！翼君率いる南葛のチームをタイピングで勝利に導くのが目的です。小学生編と中学生編があり、難易度はもちろん中学生編の方が高いのですが、その他に小学生編だと岬君が出てきたり、中学生編だとドライブシュートが使えるなど微妙に違いがあります。 それよりも画期的なのがそのゲームシステム。サッカーの一連の動作を全てタイピング入力しなければいけないのです。

例えばこんな感じ・・・

岬君ボールをトラップ！南葛ボールだ！
MISAKIKUNNBO-RUWOTORAPPU
↓
大きくセンタリング！
OOKIKUSENNTARINNGU
↓
翼君見事なフェイント！
TUBASAKUNNMIGOTONAFEINNTO
↓
翼君、シュート！
TUBASAKUNNSYU-TO
↓
決まったゴール！
KIMATTAGO-RU

・・・めんどくさいっつーの！「決まったゴール」てわざわざ自分で打つのかよ・・・・
しかし、勝負に勝ちたければ必死でタイピングをしろ！と言う考え方は、ジャカスカ点のはいるどこぞのファミコンソフトよりよっぽどサッカーらしいと言えなくもないです。

行動は全てタイピング

しかし、キャプテン翼の世界はご存じの通り、主役クラスと雑魚キャラの能力差が業界一激しいという厳しい世界です。南葛を勝利に導くためには当然石崎君など使っていては点は取れません。翼君を使い倒す。これが勝利への方程式。と言うわけでタイピングは必然的にこうなるわけです。

翼君ボールに駆け寄ります
TUBASAKUNNBO-RUNIKAKEYORIMASU
↓
翼君ドリブルです
TUBASAKUNNDORIBURUDESU
↓
翼君ドリブルです
TUBASAKUNNDORIBURUDESU
↓
翼君ドリブルです
TUBASAKUNNDORIBURUDESU
↓
翼君ドリブルです
TUBASAKUNNDORIBURUDESU
↓
翼君ド・・（中略）

・・・そうかロベルト！反復練習が大事なんだね！


何がなんでもタイピング

ゲームシステム的には賛否両論あるかと思いますが、とりあえずTUBASAKUNNと言うフレーズだけは世界一早くタイピングできるようになることは確かです。ちっともうれしくないですかそうですか。

そんなわけで、闘争心がそのままタイピングの向上に繋がるこの「キャプテン翼〜実況タイピング」 腕に覚えのある方は是非チャレンジしてみることをオススメします。
下の森崎君みたいな惨めな思いをしたくなければ練習あるのみ！

今日も元気に森崎君はゴールを抜かれます



参考）　オフィシャルサイト　森崎有三を応援する会　

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