大味!ラーメンバトル伝説
「世の中というものは、連載マンガと読み切りマンガの二つに分けることができる。」
(「セレブ100の言葉」より)
冒頭から嘘八百のオープニングでこんにちは。連載マンガはご存じの通り、週刊・月刊と言ったペースで同じタイトル・コンセプトで定期的に連載されるマンガですね。しかし読み切りマンガはどうでしょうか?言ってみれば運命を賭けた一発勝負。真夏の打ち上げ花火であるかの如く。そしてビッグを夢見てアメリカに渡った吉田栄作であるかの如く、どでかい一発を打ち上げることこそが華。インパクトがあれば話の整合性なんかどうだっていいのです。
本日ご紹介するのは、そんなビック錠先生の読み切りマンガ「対決!!ラーメンロボ」です。 この作品は「最新!最強!究極のラーメン2003」なるいわゆるラーメンの美味い店を紹介するムック本の 1コンテンツとして挿入されているマンガなのですが、料理マンガと言えばやはり「大御所」ビッグ錠先生。先生に任せておけば間違いありません。
これまでも「一本包丁満太郎」や「塾師べんちゃん」でご紹介してきたとおりストーリーの大味さ加減・ツッコミどころの満載さ加減では右に出る物がいないビッグ錠先生。 ましてや今回は「読み切りマンガ」。読んだ読者をほぼ100%「お口あんぐり」させるブッ飛びマンガであることは必至です。
当然ですが読み切りマンガなのでストーリーは豪快そのもの。
舞台は(いきなり)東京ドーム。TV番組「激突ラーメン」ラーメン対決もついに決勝を迎えました!全国のラーメニアンが押し寄せ、ラーメン史上初の勝負を待ちかまえております!
・・・ラーメニアン。意味は察するしかありません。
主人公である挑戦者「免馬麺平(めんまめんぺい)」。いかにも生まれついてジョブを宿命づけられたような名前。幾多の強豪ラーメン師を倒してきた男です。
必要以上にマッチョです
そして、青コーナーで迎え撃つのは「激突ラーメン」5年連続チャンピオン(そんなにやってんのかよ)・・・・
強そうですね・・
ラーメンロボ!
人間じゃないのかよ!
ここでラーメンロボの詳細な解説
ラーメンロボはNASA(米国国家航空宇宙局)の科学者だった鳴門将味(なるとしゅうまい)博士 によって開発された。鳴門博士は何らかの原因によりラーメンの虜になり、日本中のラーメンを 食べ歩き(中略)・・・ついに人間にかわって最高のラーメンを作るマシン料理人を完成した!
博士といえば基本は「NASA」
うん。NASAは全然関係ない。
そしてついに勝負は開始された!
挑戦者免馬麺平が麺の生地を打ち始めました。
ああっ!
ビッグ錠ですから・・
蹴ってるよ・・・
この時点で普通のラーメンマンガにならないことはほぼ確定。
対するチャンピオン。ラーメンロボは・・・・・
ああっ!
「ウィーン」て・・まさか
体内で麺生地を練ってます。も、もしや・・・!?
グロい・・
ゲエエッ!そんなところからメンがッ!
うわー食いたくねえ・・・・
・・・そしてスープを注いで完成です。
乳牛ですか?
あーもういいよ。好きにやってくれ・・・・
そしてこれから5人の審査員により史上最強のラーメン師が選ばれます。ラーメン師ってのもスゴい職業名ですが・・・車田先生の「マンガ屋」と同じぐらいのスゴさです。 果たして審査員の反応はいかに・・・・?
形勢不利か・・?
うーんどうやら免馬麺平がかなり劣勢の模様ですね。
主人公はこのまま終わってしまうのか・・・・最強のラーメン師は所詮ロボットなのか?人間の尊厳にかけて頑張って欲しいところです。
「それではただいまより判定の結果を発表します。
審査の結果5対0・・・・・」
挑戦者免馬麺平の圧勝でーす!!
うわーやっぱり!しかも5対0かよ!すげえ豪快なストーリーです。
ビッグ錠健在なり!
ところで絶対不利と思われていた免馬麺平が勝った理由は?
「佐賀先生は汗かきなので塩味の濃い塩ラーメン。」
「木曽先生は話し方の訛りから名古屋の方なのでミソラーメン」
「桃井先生はシャツに女性の口紅が・・・昨夜はお酒をお召しのようですので、
サッパリ味のネギラーメン。」
妙に器用な麺平
そう、免馬麺平は審査員の好みによってラーメンの味を変えて出していたのです。
シャツの口紅とか一歩間違えればかなり大きなお世話なこの気遣いが勝利へつながったのでした。もっとなんかこう・・・スープへのこだわりとかないんスか?
そしてシメのセリフ。 「ラーメンロボに欠けていた物・・・それはお客様への愛です」
納得いかねー。そんな「ラーメンめぐり館」的なオチでいいモノか?
そして大味なオチへ・・
(2003/04/19) BLACK徒然草へ
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