少林寺への道 後編  

   




もし、お寺のお坊さん達がみんな全身を金粉でまとい、こん棒を振り回す

ような寺だったら
・・それでもあなたは御仏を信じますか?


こんばんは驚異のサディスティックカルトムービー「少林寺への道」レビュ

ーのお時間がやって参りました。 前編はこちら



前回までのストーリーは、自分の運命を知らされず少林寺に入門させら

れた由緒ある名家の関将軍の跡取り息子「小竜」と先祖代々関将軍に

使え、身分を隠して小竜を護る宿命を追っている「鉄君」。この二人の

若者が共に少林寺卒業を目指し、少林寺の最終関門「少林寺十八銅人」

(なぜか金色)にチャレンジするところまでをお伝えしました。



修行僧としては生え抜きエリートである「鉄君」はあと少しで、十八銅人を

クリアーし卒業するところだったのですが、頼りない主人公「小竜」には

やはり荷が重すぎたのか、銅人達にボッコボッコにされてしまいます。

鉄君は小竜を救うためあえなく断念。二人そろってさらにあと二年の

修行を言い渡されました。



二年の期間、さらなる修行に励み、あらゆる仏教書を読み漁る小竜達。

ふと、書物を読んでいる際、柱の隅っこに放り出されているホコリだらけの

書物を発見する小竜。そこには「十八羅漢拳の書」と書いてありました。


鉄君 「これは少林寺の奥義の書だぞ!」


奥義の書がホコリまみれでその辺に放り出してあるってあたりもさすがは

少林寺。やることが豪快です。セコムしといた方がいいと思います。

 奥義の書ならもうちょっと大事にした方が・・



早速、小竜と鉄君は奥義の書を手に特訓を始め、自信をつけ再び

十八銅人にチャレンジする時がやって来ました。

しかし、最初のチャレンジから2年たって少林寺も進化しています。修行

内容が前と全然違います。まず、以前いたジャイアントロボ型の銅人は

減り、明らかに全身を金粉で塗りまくったタイプの新型銅人がわんさか

現れます。皮膚呼吸とかどうすんだよコレ?

 結構辛いだろコレは・・



しかも、生身にただ金粉塗っただけのはずなのに殴ると効果音はやっぱり

「カキーン」とか言います。まるでバーチャファイターの最後に出てくる

みたいです。

 コレね


そしてクライマックスはまさに究極の修行が待ちかまえてます。全身

金色のオッちゃんが、すんごいゴツいこん棒を持って待ちかまえてい

ました。

「耐えるのも修行だ。抵抗してはイカン!」

なんと、無抵抗でこのオッちゃんのこん棒で18回ボコられる特訓です。

それで耐えられたらクリアー。M奴隷の調教かと思いましたよ。

まったく神も仏もあったもんじゃねえ!

 回数がわかりやすいカウント付き



そのあとは、出口の前に置いてある燃えさかる火鉢を両手で抱えて

動かして脱出。両腕に大ヤケドを負いながら見事クリアーです。

 サディスティック少林寺!



そして、出口には満面の笑顔で二人を祝福する高僧が登場。しかもウク

レレ漫談の牧伸二似
!こりゃあいくら修行が過酷でも怒る気にもなりま

せん。少林寺に一本とられたネ!



そして、めでたく帰郷する小竜。そして育ての親に自分の本当の運命を

知らされるのです。そして鉄君と共に一族の敵討ちです打倒「黒い鷹」

の道中が始まりました。


道中の途中、なぜか少林寺で20年修行した二人と同じぐらい強い上に

気もめっちゃ強い女に遭遇。喧嘩をふっかけてきますが、実は言い伝え

により小竜の許嫁であることが判明。いきなりパーティーに加わります

 中国版磯野きりこ?




さらに「黒い鷹」が放った刺客が小竜の命を狙ってきます。

占い師のフリをしていきなり毒矢を投げてくる奴とか

少林寺時代の親友のフリをして毒針を投げてくる奴とか

何かっていうと毒ばっかりです。この頃の中国はちょっとした毒ブーム

だったんでしょうか?



そして、ついにラスボスの「黒い鷹」が登場。いかにも悪そうな顔してます

と思ったらいきなり6人ぐらいに増殖しました。「みんな本物だ!」とか言い

始めました。さすがラスボス。とりあえずお約束の影武者作戦のようです。

 なんか増えてる・・



いきなり形勢不利になった小竜一行。しかし、「黒い鷹」の影武者の

一人が突然「ここでは狭すぎる、あの山で皆殺しだ!」といっていきなり

都合よく山のシーンに場面転換
。まるでゴレンジャーを見ているような

強引な展開です。



そして、山の中で最後の決戦が始まります。と、気が付いたらあれだけ

わんさかいた影武者達もいつの間にかどっかに行ってしまい、いつの間

にか本物の「黒い鷹」VS小竜達3人の対決になりました。かなり展開が

早くなってきました。業界用語で言うと巻きが入ってる感じですかね?

 山のシーンへ瞬間移動




しかしラスボス「黒い鷹」、3人相手でもモノともしません。メチャメチャ

強いです。せっかく覚えた少林寺の奥義も全く役に立ちません。しかも

途中から刀を振り回し始めました。もう全然手がつけられません。



そこでなんと鉄君が自爆テロを敢行!なんと、自ら刀に刺さりに行きます。

そして、なぜか古い言い伝えの回想シーン。困ったときはコレを使うんだ!

みたいな感じで虎の口型のアイテムが紹介されます。

早速、持っていた虎の口を取り出した鉄君は刀が刺さったまま虎の口で

ガブッと固定。刀を抜けなくしてしまいます。

それを見て「黒い鷹」がビックリしてるスキをついて残り二人がボコボコ

にすると言う割と卑怯な感じで敵討ちは達成されました。

  ガブッと固定




最後は、小竜&フィアンセが「死ぬな鉄君!」とか言って泣いてるうちに

少林寺が大映しになり、強引に「再会 THE END」のテロップが・・・・

スゲー強引な終わり方です余韻も何もねえ。しかも「再会」って、

も、もしかしてシリーズ物ですかこの映画は・・

後に「少林寺への道2」が存在することが判明。俺は見ないですよ

もう勘弁してください。

 お約束の少林寺大映し




(2002/7/28) BLACK徒然草へ

                              
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